ロータスクリニックからのお知らせ

<医療コラム> 短命県のお話

< LOTUS CLINIC 医療コラム >

***** 短命県のお話 *****

相 馬 智 美  マネージャー

 

こんにちは。ロータスクリニックハノイ院健診担当の相馬です。

私は皆様の健診結果を作成する業務にあたっているので色々な方の健診結果を見ています。

 

そこで思い浮かんだのが、私の生まれた地元の事でした。私の生まれは青森県です。知っている方もいるかと思いますが、青森県は短命県ワーストワンです。考えられる原因として

  • 塩分接種過多

→毎回帰省の度に喉の渇きが増します。料理の味付けが塩辛いだけではなく、漬物も何種類も食卓に並びます。また汁物や醤油系の味付けが大好きです。

  • 高い飲酒率&喫煙率

→冬の寒さと雪での不便性で外出しなくなると暇を持て余し、飲酒する率は増える印象です。(青森に限った事では無いですが、最近の若年層は飲酒率&喫煙率は少ないと思います。)

  • 運動不足

→青森は寒く、雪もたくさん降る為、外出する機会も気分も失われます。車社会でもある為、どんなに近距離でも車で移動する人が多い印象です。歩いて5分の場所も車で移動したりします。また寒いと色々と面倒となるので、運動する機会も少ないかもしれません。

  • 病院嫌い

→極端にはなりますが、何故か病院へ行きたくないという人、症状が進行してからやっと病院へ行く場合が多いです。

  • 高血圧&糖尿病の人が多い

→①~④までの生活が続くと、高血圧&糖尿病になるのは時間の問題かもしれません。

 

上記は主観も混じっていますが、大体このような感じの印象です。

そして自分自身のベトナムでの生活はどうだろうと、ふと振り返りました。健康面で言えば、何をするかも大事ですが、何をしないかも大事です。

例えば

何をするか

・ 週何回か家でトレーニング

・ 休みの日でも1日1回は外出

・ 歩きやすい場所(少ないですが)を散歩

何をしないか

・ 夜に会食がある際は朝食や昼食はあまり食べない

・ カフェに行ったら糖分無しのブラックコーヒーを注文

・ 飲酒の機会や量を減らす

・ 夜は炭水化物をとらない

 

このように見たら本当に些細な事になりますが小さな積み重ねが未来の健康を作ります。どのような環境にいても、自分を大事に出来るのは自分自身だけだと思います。

皆さんも自分の健康を管理して、気分の良い生活をおくりましょう。

<医療コラム> 帯状疱疹ワクチン

< LOTUS CLINIC 医療コラム >

***** 帯状疱疹ワクチン *****

飯 塚 麻 美 看護師

 

こんにちは。

日頃、帯状疱疹のワクチンに対してのお問い合わせをよく頂きますので、ここで少しだけお話しさせて頂きます。

 

帯状疱疹とは水痘帯状疱疹ウイルスの感染によって起こります。

最初の感染で水ぼうそうが起こり、それが治った後も水痘帯状疱疹ウイルスは神経に潜んでいます。

しばらくしてから潜んでいたウイルスが再活性化することで帯状疱疹が起こります。

帯状疱疹の症状は、皮膚の痛み・かゆみ・違和感と水疱が主です。

皮膚の症状が神経に沿って帯状に起こるため帯状疱疹というそうです。

現在日本で使用されている帯状疱疹に対するワクチンは、

帯状疱疹ワクチン(シングリックス)と弱毒水痘生ワクチンの2種類があります。

不活化ワクチンと、弱毒生ワクチンではつくりが異なりますので、接種回数が異なります。

 

帯状疱疹ワクチン(シングリックス)は不活化ワクチンであり、2回の接種が必要です。

全部で5万円ほどの費用がかかりますが、発予防効果は96.6%と高いです。

まだベトナムでは認可されていませんので、現在は日本で打つしかありません。

 

一方、弱毒水痘生ワクチンは1回の接種で、1万円ほどの費用で受けられます。

予防発症効果は69.8%と、シングリックスには劣りますが、効果はあることと思います。こちらはベトナムで打つことができます。

 

どちらを打てばよいのかわからない、副反応はどうなんだろう?

実際ワクチンを打った方がいいの?

などなど、気になることがございましたらいつでもご相談してくださいね。