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<医療コラム> 飛行機での耳抜き

***** 飛行機での耳抜き *****

白 井 拓 史 医師

 

ベトナムに住んでいると日本への帰国時だけではなく、国内旅行や近隣諸国への旅行、出張などで飛行機に乗る機会も多いかと思います。

飛行機の離陸や着陸の時に耳が痛くなった経験をお持ちの方もおられるのではないでしょうか。

この耳の痛みは離着陸時の気圧の変化が原因であることは、良く知られています。鼓膜の内側と外側に圧力の差ができて痛みが出るのです。耳と鼻は耳管という細い管で繋がっていて、その管を空気が通って圧力が均等になると痛みが改善します。

いわゆる耳抜きのことです。

 

簡単な耳抜きの方法は、あくびをする、唾を飲み込む、ガムを噛むなどです。

それでもうまく耳抜きができない時の方法として「バルサルバ法」というのがあります。

まず、鼻をしっかり摘んで空気が漏れないようにします。そのままゆっくりと鼻に空気を送って圧力を上げていきます。耳の中で音が鳴るような感じがして空気が入っていき、耳抜きができます。片方の耳抜きができても、止めずに続けて両方の耳に空気が入るまで行って下さい。

飛行機が上昇や下降するときに、耳が痛くなる前に早めのタイミングでやるのがコツです。

風邪を引いて鼻が詰まっていると、うまく耳抜きができなくなるので、飛行機に乗る前は体調を整えるようにしましょう。

では、Bon Voyage !

【 注意喚起 】 交通事故を装った窃盗事件に注意してください

【注意喚起】 交通事故を装った窃盗事件に注意してください。

在ベトナム日本国大使館より注意喚起のお知らせが出ています。

ハノイ市内(リンラン通り)にて交通事故を装った窃盗事件が発生しているそうですので、十分にご注意下さい。

下記のような事例があります。

○ 9月上旬の深夜、在留邦人(男性)がリンラン通りをバイクで走行中、正面からベトナム人が運転するバイクと衝突し転倒した。衝突したバイクはそのまま走り去ったが、近くにいたベトナム人の若い男性4人が近づいて来て、荷物や体などを触ろうとしたため追い払った。

○ 9月中旬の深夜、邦人(女性)がリンラン通りを歩いていたところ、正面からベトナム人が運転するバイクと衝突した。衝突したバイクはそのまま走り去ったが、近くにいたベトナム人の若い男性が数人近づいて来て、荷物や体を触ろうとしたため追い払った。

○ この付近は、在留邦人や業務出張のため滞在される日本人の方が多く居住、宿泊されている地域でもあり、日本人を狙った交通事故を装った窃盗(未遂)事件である可能性が高いものと推察されます。

 上記のような事案が連続して発生しています。同所付近をバイク若しくは徒歩で通行される際には、周囲の状況には十分に注意してください。