【新型肺炎】　中国、ベトナムの最新情報　2020.02.10

 

中国とベトナム国内の現時点での最新情報のまとめです。

 

中国での感染状況

★２０２０年２月１０日時点で、中国での新型コロナウイルスによる肺炎の死者が９０８人、感染者が４万１７１人に達しました。

★中国以外では、日本を含める２７カ国・地域で３８０人の感染が確認さています。フィリピンと香港では各１人が死亡しました。

★外務省は８日、中国武漢市で重度の肺炎で入院していた６０代の日本人男性が死亡したと発表しました。男性は新型コロナウイルス陽性の疑いが高いものの、最終的な検査結果は確定していませんでしたが、本日、中国外務省は、この男性が新型コロナウィルスに感染していたことを確認したと発表しました。

 

ベトナム国内の状況

★ベトナムでの新型コロナウイルスによる肺炎の感染者数は、２０２０年２月９日午後４時点で１４人となっております。

北部ビンフック省の日系企業の工場に勤め、研修のため中国の武漢を訪れていました２０代の女性スタッフが感染していたことが確認され、また別な新型肺炎と診断された女性スタッフの隣人の５０代の女性が感染していたことが判明いしました。　１４人のうち３人は症状が回復し、既に退院しています。

★日本でも大きなニュースとなっている香港の大型クルーズ船「ワールドドリーム号」ですが、１月２１日と２２日に乗客約4700人を乗せてダナン市とニャチャン市に寄港していたことが分かりました。「ワールドドリーム号」は１月２１日にニャチャン市の港に停泊。乗客4680人のうち3867人が市内各地を観光しました。その後、１月２２日朝にダナン市に停泊して、中国・広州に出発しています。　同船舶が寄港した１月２２日から現時点まで、ダナン市内から感染者は見つかっていません。

★ベトナム保健省は、新型コロナウイルスに感染した患者の治療費を全額無料にすることを発表しました。新型コロナウイルスはA級感染症に指定されたため、財政省の規定に基づいて患者の治療費が全額無料になるとのことです。

★ハノイ市は６日、新型コロナウイルスの感染拡大 を受け、市内の史跡や観光地で実施していた消毒などの予防措置を終え、これらの施設の公開を再開しました。

★ベトナム外務省は6日、中国に滞在中のベトナム人1人が新型コロナウイルスに感染し、江西省の病院で治療中であることを明らかにしました。

★フック首相は4日に開かれた政府会合で、中国に滞在しているベトナム人の帰国便を手配するよう指示しました。現在までに湖北省武漢市に滞在中のベトナム人２９人が帰国の希望を申し出ているとのことです。

★JICA（国際協力機構）は７日、ベトナムへの緊急支援として、ウイルス感染の有無を判定する検査試薬などの供与を開始しました。

 

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