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<医療コラム> おねしょのお話

< LOTUS CLINIC 医療コラム >

***** おねしょのお話 *****

白井 拓史  医師

 

みなさんも子どもの頃におねしょの経験がありますよね!? もちろん、私もあります。

おねしょは、子どもなら誰もが通る道です。しかし、あまりにも頻繁だったり、周りの子どもたちよりもおねしょから卒業が遅れていると心配になってしまうこともあると思います。

なぜ、子どもはおねしょをしてしまうのでしょうか?

 

おねしょの原因は、主に2つあります。

1つめは、夜のおしっこの量が多い(減らない)ため

2つめは、膀胱がまだ小さく、おしっこを十分貯められないため

夜になるとおしっこの量を減らそうとする「抗利尿ホルモン」というホルモンが脳から分泌されるのですが、25歳頃まではまだこの抗利尿ホルモンの分泌リズムがちゃんと整っていません。そのため、夜のおしっこの量が少なくならず、おねしょをしてしまうのです。

また、膀胱は23歳ごろから大きくなり始め、だんだんと夜のおしっこを貯めることができるぐらいの大きさに成長していきます。膀胱がおしっこを貯められる量が少ないうちは、夜間に作られるおしっこの量が少なくてもおねしょをしてしまうのです。

ですから、おねしょは通常、成長とともに自然にしなくなるもので、怒っても治ることはありません。

 

 

おねしょを治すための工夫

○ 夕方から寝るまでは、接種する水分量を少なめにしましょう。しかし、一日を通して少なくする必要はありません。

○ 生活習慣を整えて、睡眠時間をしっかり確保しましょう。寝不足や浅い眠りは、おねしょを悪化させる原因にもなり得ます。

○ おねしょは体の機能の問題ですから、おねしょをしても怒ってはいけません。おねしょのことは、本人が一番気にしています。

○ 夜中、おしっこをさせるために子どもを起こさないようにしましょう。抗利尿ホルモンは、眠っている間に脳から分泌されますので、ホルモンをちゃんと分泌させるために、深い眠りが必要なのです。

 

私は日本の小児科クリニックで研修をしましたが、その小児科クリニックにも、親御さんからおねしょの相談がたくさん来ていました。

おねしょはいつか終わるものです。家庭でできる工夫をして、穏やかな気持ちで付き合っていきましょう。

 

 

 

 

乳幼児検診されていますか?

お子さんの乳幼児検診されていますか?

 

日本では定期的に行っていた乳幼児検診、ベトナムに来てからされていますか?また、日本に戻ったらかかりつけのクリニックでやるつもりだったけど、戻れないため忘れていたなんてことはないですか?

お子さんの1年の成長は、めまぐるしく発達し、たくさんの機能が成長していく時期でもあります。もちろん、個人で発達の状態は異なりますが、日本の基準に合わせてチェックしてみませんか。

ロータスクリニックでは、乳幼児検診にも対応しています。

日本人看護師が母子手帳の確認をしまして、日本人医師が診察をします。

また、母子手帳には日本人医師が計測結果や診察所見の記載を行います。

発育のことや日常生活で気になることがありましたら、日本人医師にお気軽にご相談下さい。

ロータスクリニックの医師は、子育て経験がありますので、なんでもご相談下さい。自身の体験も踏まえてお答えします!

 

 

日本での検診月齢

1ヶ月、3~4ヶ月、6~7ヶ月、9~10ヶ月、1才、2才:任意

1才半、3才:規定

 

お支払いについて

通常、乳幼児検診は、海外旅行保険の対象外です。お支払いが必要になります。

保険の種類によっては、カバーされるものもございますので、事前にご自身で保険会社にご確認下さい。

乳幼児検診の費用は、800,000VNDとなっております(どの月齢でも同じ料金です)。

 

乳幼児検診にいらっしゃるときには、パスポートや母子手帳をお忘れなく。

※ 乳幼児検診は、できるだけ風邪などの病気の受診者の少ない夕方のお時間をお勧めしています。

乳幼児検診についてのご相談は、メールでお気軽にお問い合わせ下さい。日本人看護師よりお返事差し上げます。

ハノイクリニック    📧 h-info@lotus-clinic.com

ホーチミンクリニック  📧 info@lotus-clinic.com

 

下記、お問い合わせフォームからもご連絡が可能です。

お問い合わせ

 

<医療コラム> 三日坊主

< LOTUS CLINIC 医療コラム >

***** 三日坊主 *****

堤 久  医師

 

健康診断で「肥満傾向です」「運動しましょう」「食生活を改善しましょう」など、書かれてる方がいます。その結果を見た時に(よし、明日から頑張ろう!!)と意気込むのですが大体「三日坊主」になってしまう私です。

「三日坊主」とは「飽きっぽく、長続きしない事、またそのような人」であり

昔、修行僧があまりに修行が厳しいために続けることができなくなり、三日で逃げ出したことが由来とされています。

 

 

運動や食事の改善が上手くいかない多くの方は、運動する時間がなかった、雨できなかった、など継続して運動を行うことがむずかしくてそのまま運動しなくなってしまったと考えられます。またベトナムの食事はおいしく、味付けも濃いためついつい食べ過ぎてしまうなんて“修行が厳しい“とは程遠い理由で出来なくなる事が考えられます。(ビールも安いし!)

 

目的は持続する事なので私の場合は、

①少しでもやればやったことにする。

やらないよりはしたほうがいいですし、すぐには効果は出ないですし長期間続ける事が大事なので、努力している自分を認める事です。

②例外ルールをあらかじめつくっておく。

毎日~をするというのはストレスになるので雨などで運動が出来なかった時にご飯を少な目にするとかお酒の量を少し減らすとか他の事で代替えしてみましょう。

③最終目標と近接の目標を作る。

私の最終目標は〇〇kg維持なのですが、それまでに細かい目標をたててやってみましょう。

④運動サークルを利用する。

幸いベトナムには様々なサークルがあり私も20何年ぶりにバスケットをやってみました。当初は30秒ぐらいで息が上がっていたのですが徐々に体力もついて2分ぐらいはなんとかついていけるようになりました(笑)

楽しんで出来れば一番なのですが中々そうもいかないのが現状です。少しの工夫で生活習慣を変えてみてはいかがでしょうか。