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<医療コラム> 海外旅行保険 入ってますか?

< LOTUS CLINIC 医療コラム >

***** 海外旅行保険 入ってますか? *****

長末 典子  マネージャー

 

みなさんはベトナムの生活の中で、使える保険の確認、急に夜間に具合が悪くなった時にどうすればよいかなど、病院にかかる時の備えを普段からしていますか?

 

日本からベトナムに来ても毎日忙しく、病気になってから「さてどうしたらよいんだろう」という方も多いのではないでしょうか。

保険は1日の限度額があるものもありますし、カード保険は事前に自分でカード会社に連絡する必要があります。現金の場合、内容によっては高額になってしまう事もあるかと思います。

在住13年目になりますがこれまでにさまざまな経験を致しましたので、何件か例を書いてみようと思います。

保険に入っていて良かった例として

先ず、2005年に初めて来越した時の2日目に路上食で重症の腹痛により入院。日本から海外医療保険には入って来ていましたが、当時は日本の保険会社と直接本人確認が必要でしんどい中、携帯を握らせられ、やっとの思いで本人確認をして無事入院できました。

その晩から朝までの記憶はありませんが、保険のおかげで個室で十分な処置をしてもらったでしょう。

その1年後、バイクタクシーに乗っていたところ、バイクが乗用車に接触し転倒。同じ海外医療保険で入院。当時はMRIの機械が大きい病院にもないところが殆んどで、救急車で医科大学病院に運ばれました。廊下に座り込んで待っている人が大勢いましたが、保険がある事ですぐにMRI撮影を受ける事ができました。

 

保険に入っていたが、使えなかった例として

在住2年目に、再度重度の胃腸炎にて入院。持っていた医療保険の用紙を渡し入院したのですが、後に次の保険の切り替えまでの3日間の間の1日に、たまたま入院している事がわかり、十数万円もの高額を支払うことになってしまいました。この時は、確認の重要さを身をもって体験しました。

海外医療保険に入っていない時の例として

その間は、ローカル病院にもお世話になったのですが、勿論ローカルなので医師以外はベトナム語のみしかわかりません。先ず、現金で支払ってから、診察。検査の結果、デング熱ということでまた支払いの後点滴。点滴が終わっても誰も来ないので、隣のベッドの人に聞くと「付き添いはいないの?看護師さんは呼びに行くんだよ」と言われ、隣のベッドの付き添いの人が呼びに行ってくれました。

追加で点滴をしたいが「先に支払いしてください」と言われ、しんどい中会計までやっと行きました。そしてカードで支払いをしようとしたのですが「現金しかだめ」と言われ、その日はあきらめて帰宅しました。

 

上記は13年間のほんの一部の例ですが、海外生活ではいろんなことが起こる要因があります。“備えあれば憂いなし”

是非、もう一度ご自分の保険の内容や期限をご確認をされ 又、どこにかかればよいかも、事前にご確認下さい。

もし、“こうなった時どこの専門に行けばよいかわからない“といったご心配がございましたら、ロータスクリニックが窓口になりご紹介させていただきますので、ご相談下さい。