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<医療コラム> 日焼けとシミ

< LOTUS CLINIC 医療コラム >

***** 日焼けとシミ *****

白 井 由 紀 子 看護師

 

ベトナムも暑い季節になってきました。日焼けやシミが気になる季節ですね。

シミの元となるのはメラニン色素です。メラニン色素は本来、皮膚の新陳代謝が盛んで健康な肌なら長期間中、皮膚にとどまらずアカとなって対外へ排出されるか、途中で分解され、毛細血管を通って排出されます。メラニン色素がうまく排出されずにずっと皮膚の中にとどまってしまって色素沈着を起こしたものがシミです。

肌の老化が始まり、新陳代謝の周期が長くなると日焼けによって出来たメラニン色素が表皮に残されたまま固定する確率が高くなってきます。出来てしまったシミも紫外線に当たるとされに濃くなり、濃いシミほど治りにくくなります。

シミの原因となるメラニン色素は、紫外線を浴びてから約72時間後に作られ始めると考えられています。そのため、シミを作りたくないなら、日焼け後3日間の徹底ケアが大切と言われています。

シミができる年齢は人によって違います。アウトドア派の人や日サロに通っている人は、20代前半からシミができることが多いですが、インドア派の人は40代までシミができないこともあります。

先ごろはエステや美容整形などで出来てしまったシミが取れたり、化粧品も年々精度を増し、シミを隠したりシミが薄くなるなどの商品も増え、肌を守ったり再生できるようになってきました。

ですが、基本的な日焼け防止には外出時の気配りとスキンケアしかありません。1年中常夏、紫外線が強いこのホーチミンでは帽子、日傘、UVカットの上着、アームバンド、日焼け止めクリームなど様々なグッズがあるので(日本にはありますがこちらではなかなか良い物は手に入らないかも知れないのです)それらを活用しましょう。

それでも、日焼けをしてしまったときは、肌にたっぷりの水分補給と保湿を行い、乾燥を防ぐようしましょう。