<医療コラム> 帯状疱疹ワクチン
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***** 帯状疱疹ワクチン *****
飯 塚 麻 美 看護師
こんにちは。
日頃、帯状疱疹のワクチンに対してのお問い合わせをよく頂きますので、ここで少しだけお話しさせて頂きます。
帯状疱疹とは水痘帯状疱疹ウイルスの感染によって起こります。
最初の感染で水ぼうそうが起こり、それが治った後も水痘帯状疱疹ウイルスは神経に潜んでいます。
しばらくしてから潜んでいたウイルスが再活性化することで帯状疱疹が起こります。
帯状疱疹の症状は、皮膚の痛み・かゆみ・違和感と水疱が主です。
皮膚の症状が神経に沿って帯状に起こるため帯状疱疹というそうです。
現在日本で使用されている帯状疱疹に対するワクチンは、
帯状疱疹ワクチン(シングリックス)と弱毒水痘生ワクチンの2種類があります。
不活化ワクチンと、弱毒生ワクチンではつくりが異なりますので、接種回数が異なります。
帯状疱疹ワクチン(シングリックス)は不活化ワクチンであり、2回の接種が必要です。
全部で5万円ほどの費用がかかりますが、発予防効果は96.6%と高いです。
まだベトナムでは認可されていませんので、現在は日本で打つしかありません。
一方、弱毒水痘生ワクチンは1回の接種で、1万円ほどの費用で受けられます。
予防発症効果は69.8%と、シングリックスには劣りますが、効果はあることと思います。こちらはベトナムで打つことができます。
どちらを打てばよいのかわからない、副反応はどうなんだろう?
実際ワクチンを打った方がいいの?
などなど、気になることがございましたらいつでもご相談してくださいね。