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<医療コラム> ベトナムでの冬の大気汚染と健康への影響

< LOTUS CLINIC 医療コラム >

***** ベトナムでの冬の大気汚染と健康への影響 *****

白 井 拓 史 医師

 

これから冬になるとベトナムでは大気汚染がひどくなってきます。経済発展に伴って年々悪化してきており、特に北部は深刻で、世界でも最も大気汚染の深刻な地域となります。

大気汚染の原因は工場や火力発電所、自動車などから排出される窒素酸化物(NOx)や粒子状物質(PM2.5など)、硫黄酸化物(SOx)、光化学オキシダントがあります。

これらの大気汚染物質は体に様々な影響を及ぼします。大気汚染により発生する具体的な症状としては、くしゃみ、鼻水、咳、困窮困難、動悸、血圧上昇、頭重感、疲労感、眼の痒みなど、多岐に渡ります。

PM2.5を含む大気汚染物質は極めて小さい(10μm以下)のため肺の奥まで侵入し、特に呼吸器系や循環器系に大きな影響を及ぼします。肺に入ると気道に炎症反応を引き起こし、咳が出やすくなり喘息やアレルギー性鼻炎を悪化させます。また、心拍数を増加させたり、血圧の上昇や不整脈の発生にも関わっていることが分かってきました。

お子さんや高齢者の方、妊婦さん、呼吸器や循環器、アレルギーの持病のある方は、特に注意が必要です。お子さんは、外で過ごす時間が長く運動量が多く、体重当たりの呼吸柳雄が大人よりも多いので、影響を受けやすいと言えます。

ロータスクリニックでは日本人の呼吸器内科専門医による「咳・喘息外来」を行っています。

長引く咳症状が気になる方、喘息の持病がある方はお気軽にご相談下さい。

咳・喘息外来は完全予約制となりますので、事前にご予約をお取りください。

12月の咳・喘息外来は下記の日程となります。