＜ LOTUS CLINIC 医療コラム ＞

*****　ピンクリボン　*****

白 井 由 紀 子 看護師

 

以前、サイゴンスクエアで服を探していたら、フリースにピンクリボンの刺繍がしてありました。

この「ピンクリボン」がどんな意味のあるものかご存知ですか？

ピンクリボンの由来や発祥の経緯については諸説様々あるのでハッキリとは言えませんが、

日本では「ピンクリボン（Pink ribbon）とは乳がんの正しい知識を広め、乳がん検診の早期受診を推進することなどを目的とする世界規模の啓発キャンペーン、もしくはそのシンボルである」とされています。

 

欧米では企業が中心となり、ピンクリボン運動の一環として、世界的歴史建造物をシンボルカラーであるピンク色のライトアップする期間を設け、日本からは東京タワーが参加しました。

ここ数年、日本でも市民団体、専門家、企業、患者さんの会などが乳がんの早期発見の大切さ、正しい知識を知ってもらうための様々な活動を行っています。例えば、昨年、日本各地の温泉ホテルや旅館をたすきを渡しながら患者さんやその家族がオペ後の患者さんでも気軽に入れる温泉になるよう温泉施設側の配慮を求めたり、すでに配慮がされている施設などをリレーしていました。

今回、ふとしたところで目にしたピンクリボンで改めて、いろいろ勉強しまた考える機会を与えられた気がしました。