2025-26年のインフルエンザ予防接種を開始しました

今シーズン（今度の冬に向けての）のインフルエンザ予防接種を開始しました！

A型とB型のそれぞれ２種類（計４種類）の株が入ったワクチンです。

今年の４種類の株は下記のようになります。

ワクチン名：Influvac TETRA（オランダ製）4価　　

　　A型：Victoria/4897/2022（H1N1）pdm09　like　starain　IVR-238

　　A型：Croatia /10136RV/2023（H3N2）like strain X-425A

　　B型：Austria/1359417/2021　like　starain　BVR-26

　　B型：Phuket/3073/2013　　like　starain　wild　type

北半球はどこの国のワクチンも同じ株になりますので、ベトナムで接種したワクチンが日本でのインフルエンザ予防にも効果があります。

インフルエンザワクチンは、接種してから予防効果が現れるまで約２週間程度かかります。日本に一時帰国などのご予定のある方は早めの接種をお勧めします。

詳しくはお問い合わせください。

ハノイ クリニック　　 →☎（024）3817.0000　Mail：h-info@lotus-clinic.com

ホーチミン クリニック →☎（028）3827.0000　Mail：info@lotus-clinic.com

※お電話番号（市外局番など）の間違いが多くなっておりますので、ご注意下さい。

日本人の呼吸器内科専門医による咳・喘息外来を始めました

ロータスクリニックでは日本人の呼吸器内科専門医による「咳・喘息外来」を始めました。長引く咳症状が気になる方、喘息の持病がある方はお気軽にご相談下さい。

ベトナムは世界の中でも大気汚染の深刻な国の１つになっています。著しい経済発展に伴い、工場や車やバイクの排気ガスによって大気の状態は悪化しています。

ロータスクリニックの外来にもベトナムに赴任してから咳が出やすくなった、風邪が治った後も長い間咳が続いているといった症状で受診される方がたくさんいらっしゃいます。

風邪を引いている訳でもないのに最近毎日のように咳き込む、風邪はすっかり治ったはずなのに咳だけが何週間も続いているといった症状がある場合には、呼吸器内科専門医の診察が必要です。症状や経過を説明の上、必要な検査を行って治療方針について相談して下さい。

風邪や軽い気管支炎などで処方されたお薬で直ぐに症状が改善しているようであれば、問題はありませんが、ロータスクリニックにご相談にいらしたケースでも抗生物質を長期にダラダラと処方されていたり、過剰にお薬を処方されているケースなども見受けられますので、注意が必要です。

咳・喘息外来は完全予約制となりますので、事前にご予約をお取りください。

９月の咳・喘息外来は下記の日程となります。

ハノイ 院       ：９月3日（水）、5日（金）、6日（土）、8日（月）、９（火）、12日（金）

ホーチミン院：９月16日（火）、22日（月）、24日（水）、26日（金）、27日（土）、29日（月）

＜ LOTUS CLINIC 医療コラム ＞

*****　傷、湿疹、虫刺されなどが悪化しやすい要因　*****

リッケンバッカー　和代　 看護師

「傷などが化膿しやすい」には、気候や衛生環境、医療事情などが関係しています。

ベトナムの高温多湿な気温は細菌や真菌などの微生物が繁殖するのに適しているため傷口が高温多湿な状態に置かれると感染症や化膿のリスクが高まり特に夏、雨季には多くなります。

また、ベトナムでは不衛生な環境がまだ多いと指摘されていることから傷口の感染リスクを高める一因となりこともあり土壌には破傷風菌などの病原菌が存在する可能性もあります。

これらの要因が複合的に作用し傷が化膿しやすい傾向にあります。

軽微な傷であっても適切な初期処置、手当てが遅れると悪化に繋がりやすくなります。

一旦化膿すると傷の治りが遅くなるばかりか周辺部位に広がったり抵抗力が低下している場合は敗血症などの全身疾患につながる恐れもあります。

初期処置としては石鹸を泡立て泡のみを患部に当てます2，3分ほど待ってその後流水で洗い流してください。

水道水が気になる場合はペットボトルの飲料水を使用されるのもお勧めです。

外出時は虫よけスプレーも忘れずに対策しましょう。

傷口周囲の発赤、腫脹、圧痛などがある場合は早めの医療機関の受診をお勧め致します。