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在ホーチミン日本国総領事館 海外安全情報

在ホーチミン日本国総領事館より海外安全対策情報が出ております。 

 

毎月、邦人の被害が出ていますので、ご注意下さい。

海外安全対策情報(ベトナム南部)

詳しくは、在ホーチミン日本国総領事館ホームページをご覧下さい。

海外安全対策情報(令和4年度第4四半期) | 在ホーチミン日本国総領事館 (emb-japan.go.jp)

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日本人の被害(当館に報告があり認知したもの)

今期当館が認知した件数は15件であった。 被害内容は、路上でのひったくりやタクシー内でのスリのほか、飲食店での詐欺などがあり、特に旅行者が悪質なガイドに連れられて、バーやカラオケなどで法外な代金請求を受ける事案の発生などが目立った。 具体的な事例は次のとおり。

  • 空港から乗車したタクシーの運転手に、助手席に座るように指示され、空港出口付近で空港使用料の支払いを求められたために財布を出したところ、在中の現金をスリ盗られた。
  • 街中で乗車したタクシーから降車する際に、運転手が身を乗り出して扉を開ける際に、上着の胸ポケットに入れておいた携帯電話をスリ盗られた。
  • 街中で靴磨きを勧められ、当初提示された金額が安価であったために依頼したところ、実際には3桁多い金額を請求された。
  • 日本語を話すベトナム人のガイドに案内されてバーやカラオケに行ったところ、当初提示された金額を大きく上回る代金を請求され、支払うまではその店から出られないように鍵を閉められて脅された。

 

具体的な犯罪の手口と防犯のための注意事項については、当館ホームページに掲載されている「安全の手引き」や「注意喚起」等も参考にされたい。

https://www.hcmcgj.vn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00219.html

<医療コラム> 自律神経失調症のお話

< LOTUS CLINIC 医療コラム >

***** 自律神経失調症のお話 *****

飯 塚 麻 美 看護師

 

自律神経失調症は、明らかな体の病気や精神疾患がないにも関わらず、頭痛やめまい、食欲不振や不眠など、全身に様々な不調が起きる病気です。

 

自律神経失調症の一つに『起立性調節障害』という病気があります。

思春期前後の子供に多く、大人にも時々見られる病気です。

主な症状としては、めまい・動悸・息切れ・立ちくらみ・頭痛・湿疹・午前中の倦怠感などです。

自律神経の調節がうまくいかないことから、血圧の低下が起きてしまい上記の症状が出現してきます。

 

私は小学生の頃からそのような症状を感じていました。

朝礼や全校集会など、長い間立ちっぱなしの時に必ずその症状が襲ってきます。

しかし歩く、走るなど少しでも運動をしているときは立ちっぱなしでも症状は出ません。

貧血のような症状なのに血液検査は何も問題がなかったのでとても不思議に思っていました。

 

それから何年か経ち、私がこの病気の名前と出会ったのは看護師2年目の時でした。

朝のカンファレンス(朝礼)の途中でその症状が出たときに、同僚の医師に検査をしてもらい診断されました。

原因不明の厄介な体調不良の謎が解けた瞬間でした。

そして治療としては、生活習慣を変えて改善していく方法が多いと知りました。

  • 毎日、15分程度の運動習慣をつける。
  • 朝の寝起きや、起立時は突然立たずに30秒ほどかけゆっくり立ち上がる。
  • 夜更かしせず、規則正しい生活を心がける。
  • シャワーだけでなく入浴する。(入浴は短時間)
  • 熱い場所を避ける。
  • 着圧ソックスなどで、下半身への血流貯留を避ける。
  • 食事やおやつで塩分摂取をする。
  • 1日2ℓ以上の水分摂取をする。

 

毎日忘れずに実践していくことはむずかしいのですが、っているだけで日ごろから注意して過ごせるため、多少なりともコントロールできるようになってきます。

ベトナムへ移住してきた際に、環境の変化や心身的な疲労から自律神経が乱れて不眠や食欲不振などの症状が出てくることもあります。

体の不調が続く方は、1人で悩まずに医療機関にご相談くださいね。