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<医療コラム> テレワークや隔離期間のストレス解消法

< LOTUS CLINIC 医療コラム >

***** テレワークや隔離期間のストレス解消法 *****

杉 原 康 朗 医師

 

こんにちは、ホーチミンは雨季真っ只中ですが、雨が降ったあとは気持ちの良い日もありますね。

さて、昨今のコロナ禍で、感染対策のためにテレワークあるいはリモートワークを実施する職場も増え、隔離期間の時間を取らなければならない場合もあります。

感染対策のため避けられないことですが、ストレスを抱える人も多くいらっしゃると思われます。日本のニュースでも「テレワーク疲れ」「自粛疲れ」なんて言葉も聞かれます。

在宅やホテル内で過ごすことにより、①運動不足、②気分転換できない、③孤独感や疎外感はストレスの原因になります。今回は、これらのストレスを解消する、自身でできる対策をお話します。

 

1,運動不足
外出の機会が減ることで、どうしても運動不足になりがちです。室内でできることは限られますが、筋肉トレーニング、ヨガ、ストレッチまたは体操をためしてみましょう。運動により脳から放出されるセロトニンやドーパミンは幸福感を高め、自律神経を整えます。やり方や強度は人それぞれですが、幸いにも、動画サイトやSNSでも数多く紹介されており、自分にあったものもあるはずです。

2,気分転換
以前は場所や場面を切り替え、気分転換をしている人が多かったと思います。人の集中力は45分から長くて90分ほどです。仕事や勉強や作業にも休憩をとりましょう。音楽を聞く、読書や漫画、ゲームをする、室内運動をする、おやつや飲み物を楽しむ。できるだけ好きなことで、行為による気分転換をしてみてはどうでしょうか。

3,孤独感や疎外感
人間関係の変化は、大きなストレスの原因になることがあります。コロナ禍孤独感や疎外感を感じるのは自分だけではないので、心配しないでください。ICTの発達により、オンラインでの交流は簡単になっています。それらを上手に使い家族や友人や仕事仲間とも連絡を取りましょう。たまにはオンライン飲み会やオンラインお茶会なども試してみてください。