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在ホーチミン日本国総領事館 デング熱についての注意喚起(その2)

在ホーチミン日本国総領事館より「デング熱についての注意喚起(その2)」が出ております。

南部では多数のデング熱患者が確認されており、総領事館から注意喚起が再度出ています。蚊に刺されないように十分にご注意願います。

今年は4~5年に1回の流行年になる恐れがあるとのことです。

 

詳しくは、在ホーチミン日本国総領事館ホームページをご覧下さい。

 デング熱についての注意喚起(その2) 在ホーチミン日本国総領事館

1 報道などによりますと、ホーチミン市保健局は市内でデング熱患者が急増しており、今年は4~5年に1回の流行年になる恐れがあるとしています。
また、各区・郡に対しても感染の媒介となる蚊の発生を防ぐよう求めており、南部が雨期に入り今後も流行する可能性が高いとして、防止策検査チームを組織し各区・郡の支援に乗り出すなどデング熱の感染防止策を強化するよう指示しています。

2 デング熱はデングウイルスを持った蚊(ネッタイシマカ、ヒトスジシマカなど)に刺されることにより感染する、ウイルス性疾患です。病状としては、2~14日(通常3~7日)の潜伏期間の後に激しい頭痛(目の奥の痛みなど)、関節痛、筋肉痛を伴う突然の高熱で発症します。熱は5日前後続くことが多く、その後発疹が見られることもあります。感染しても発症するのは2-4割と言われていますが、まれに重症のデング出血熱となり死に至ることもあります。治療薬はなく対症療法のみですが、解熱鎮痛剤としてはアセトアミノフェン(パラセタモール)を使い、アスピリン、イブプロフェン、ロキソプロフェンなどは使わないようにしてください。ワクチンや予防薬もなく、蚊に刺されないことが最善の予防方法です。

3 つきましては、以下の点を参考に、蚊に刺されないよう予防措置に努めてください。デングウイルスを媒介する蚊は明け方から夕暮れ時までの間に吸血しますので、この間は特に十分な予防措置をとるようにしてください。また、急激な発熱(38~40度)、頭痛、関節痛など、デング熱が疑われる症状が発生した場合には、早期に医療機関に受診をお勧め致します。

○外出する際には長袖シャツ・長ズボンなどの着用により肌の露出を少なくし,肌の露出した部分には虫除けスプレー等を2~3時間おきに塗布する。
○室内においても,電気蚊取り器,蚊取り線香や殺虫剤,蚊帳(かや)等を効果的に使用する。
○規則正しい生活と十分な睡眠,栄養をとることで抵抗力をつける。
○突然の高熱や頭痛,関節痛や筋肉痛,発疹等が現れた場合には,デング熱を疑って,直ちに専門医師の診断を受ける。
○なお,蚊の繁殖を防ぐために,タイヤ,バケツ,おもちゃ,ペットの餌皿等を屋外放置しない,植木の水受け等には砂を入れるなどの対策をとる。