ロータスクリニックからのお知らせ

在ホーチミン日本国総領事館 海外安全情報

在ホーチミン日本国総領事館より海外安全対策情報が出ております。

毎月、邦人の被害が出ていますので、ご注意下さい。

海外安全対策情報(ベトナム南部)

詳しくは、在ホーチミン日本国総領事館ホームページをご覧下さい。

海外安全対策情報(令和5年度第1四半期) | 在ホーチミン日本国総領事館 (emb-japan.go.jp)

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今期当館が認知した件数は13件であった。
被害内容は、タクシー内でのスリのほか、飲食店での金銭トラブルなどがあり、特に旅行者が悪質なガイドに連れられて、バーやカラオケなどで法外な代金請求を受ける事案の発生などが目立った。
具体的な事例は次のとおり。
・街中で乗車したタクシーから降車する際に、精算のために財布を取り出したところ、運転手から紙幣を数えてあげると言われ、精算金額以上の現金をスリ盗られた。
・街中で日本語を流暢に操るベトナム人のガイドに声をかけられ、ガイドが運転するバイクに同乗してバーやカラオケに行ったところ、当初提示された金額を大きく上回る代金を請求され、支払い終えるまではその店から出られないように鍵を閉められて脅された。
 具体的な犯罪の手口と防犯のための注意事項については、当館ホームページに掲載されている「安全の手引き」や「注意喚起」等も参考にされたい。
https://www.hcmcgj.vn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00219.html

<医療コラム> 天気痛

< LOTUS CLINIC 医療コラム >

***** 天 気 痛 *****

石 尾 瑛 子 医師

 

初めまして、ロータスクリニックホーチミンに4月から赴任しました石尾と申します。

皆様、よろしくお願い致します。

ホーチミンでの初めての雨季をしつつ、天気予報よりあたるのでは?という自分の頭痛と日々戦っています。

雨になると古傷が痛む、同様雨になると頭痛が起きるという体質の方は意外とおおいのではないでしょうか。

そのような不調を「気象病」「天気痛」などと言ったりします。

正確に言えば、気圧の変化を耳の一番奥にある内耳が感じ取って、それが神経に影響を与え頭痛を引き起こしたりするので、実際病院では片頭痛などの病名になることが多いかと思われます。

 

痛み止めを内服したり、抗めまい薬を内服したり様々対応があるかと思いますが、薬の飲みすぎになってしまったり、どのタイミングで薬を飲めばいいかわからないことがあるかと思います。

耳の体操も有意義とされていますので、試してはいかがでしょうか。

耳たぶを引っ張って、上、下、横、回すなど試してみてください♪

<医療コラム> 健康診断の結果判定ってどんな意味がある?

< LOTUS CLINIC 医療コラム >

***** 健康診断の結果判定ってどんな意味がある? *****

白 井 拓 史 医師

 

みなさんは健康診断をちゃんと毎年受けていますか?

健診後に受け取ったレポートはしっかり読んでいますか?

再検査や精密検査の項目はなかったでしょうか?

健康診断をすることによって、自分では気付いていない体の不調を探し、病気の兆候を早期に発見することができます。しかし、せっかく病気の兆候、悪くなるかもしれない部分を見つけても放っておいては元も子もありません。きちんと健診結果を生かすことで、未然に病気を防いだり、早期に発見することができるのです。

 

健診レポートをみる時には

健康診断レポートは主に2つの部分から構成されています。1つは検査項目ごとに判定の元となる基準値と受診者の実際の測定値を併記したもの。基準値と比較して正常なのか異常なのかの判定も通常は書かれています。もう1つは、検査データをもとに医師が臓器や検査内容ごとに診断し、今後の方針や生活上の注意点などに関して記載したものです。

 

基準値ってどうやって決まっているのか

基準値というのは、一般に健康であると考えられる人々の年齢や性別に相応した平均的な数値を示したものです。人それぞれ個性があるように、検査の値にも個人差があります。また、検査を実施する機関や検査方法によっても基準値は異なります。検査項目によっては日本と海外で基準値が異なるものもあるので注意が必要です。

 

判定について

健康診断レポートには、「異常なし」、「再検査」、「精密検査」といった判定が載っています。それぞれどんな意味があって、どのように対応すればよいのでしょうか。

異常なし

「異常を認めません」「問題ありません」などと言われた場合には、今回の検査ではその項目に関しては心配はありません。ただし、今回の結果に油断せず、引き続き健康的な生活を心がけるようにして下さい。

要経過観察

「引き続き経過をみてください」などと言われた場合は、正常ではないが緊急性はなく、次回の健康診断もその項目に注目して下さい。更に悪くならない様に医師のアドバイスに従って生活に気を付けるように心がけることが大切です。

要再検査

「○か月後に再検査をして下さい」などと言われた場合には、指示通りにもう一度検査を行う必要があります。異常が一時的なものなのか、本当に病的なものなのか確認をするためです。必ずしも「病気がある」と診断されたわけではありません。

要精密検査

「精密検査が必要です」「外来にて検査についてご相談下さい」などと言われた場合には、異常が認められた項目に関して更に詳しく検査する必要があります。病気があるのであれば、診断を確定して治療についても相談しなければなりません。ただし、精密検査の結果、異常がないことが確認されるケースもあり、必ずしも病気と決まったわけではないのです。

要治療

「治療して下さい」「外来にて治療に関してご相談下さい」などと言われた場合には、放置せず治療に関して医師と話し合う必要があります。異常な項目は、既に治療の適応がある状態なので放っておくと更に重大な事態になる可能性があるからです。

 

異常値だからといって必ずしも病気なわけではない

健康診断で異常値を示したからといって、すぐに「病気がある」と思い込むのは早過ぎます。基準値といっても、年齢や性別によって値は異なり、同じ人でも測定日時や季節、食事、運動などの様々条件によって測定値に生理的変動がみられるからです。だから、一度の検査だけで異常や病気の有無をすべて特定することは困難です。

健康診断で異常が見つかり「再検査」や「精密検査」と言われたら、必ず本当に病気があるのかないのかハッキリさせるために指示に従うようにすることが重要なのです。

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