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<医療コラム> 母子手帳のお話

< LOTUS CLINIC 医療コラム >

***** 母子手帳のお話 *****

高橋 結  看護師

 

こんにちは。

皆さん、自分の母子健康手帳(以下、母子手帳)を持っていますか?

私の母は大切に保管してくれていました。 自分の産まれる前、産まれた後の経過が 事細かく母親目線で書かれてます。 コレを見ると、心が温まります。

母子手帳の歴史はとても長いです。 昭和17年(1942年)、妊婦さんの健康管理、保健指導を行う事を目的で妊婦手帳が発行されたの が始まりです。

その有用性は海外でも評価されており、現在では海外の多くの国でも母子手帳が作られていま す。

 

ですので、母子手帳と言うと、赤ちゃんの成長記録と言うイメージがありますが、実は、妊娠して から出産までのお母さんに関するページもあり、そこには体調管理や食事指導、気をつける事な どアドバイスが沢山載っていますので参考にしてみてください。

そして、産まれた赤ちゃんの経過を記録できるのも、母子手帳の素晴らしいところです。

現在の母子手帳には、予防接種スケジュール例や体重身長曲線、育児にまつわるアドバイスな どが書かれています。云わば『手引きノート』的な存在です。

日本では、育児をしていく中で、どうしたら良いのだろう?と思った時は、市町村の窓口に問い合 わせると、保健師が相談にのってくれますが、海外となると、なかなか難しいです。そんな時は、 一度母子手帳を見てみるのも良いと思います。

また、私も一緒に考えますので、悩んだ時は連絡してください。

 

COVID-19対策のため、現在診療は「完全予約制」となっております

COVID-19(新型コロナウイルス)対策のため、現在診療は「完全予約制」となっております。

 

現在、ハノイ、ホーチミン共に診療は「完全予約制」となっております。必ずお電話にてご予約下さい。

COVID-19対策のため、予約のお電話にて渡航歴隔離履歴感染者やその関係者との接触歴を確認させて頂いております。

保健省の指導の下、状況によりまして受診できない場合もございますので、必ず事前にお電話にてご予約を頂けますようにお願い申し上げます。

予約のない患者様に関しましては、クリニックには入らず、クリニックの外から予約のお電話を頂きますようにお願いしております。

隔離を受けられた方には、隔離証明書の提出もお願いしております。

ご不便をお掛けしまして大変申し訳ありませんが、COVID-19対策の一環でございますので、何卒ご理解ご協力の程、よろしくお願いします。

<医療コラム> ベトナムの食と健康

< LOTUS CLINIC 医療コラム >

***** ベトナムの食と健康 *****

長末 典子  マネージャー

 

テト(旧正月)が終わり、ベトナムは旧暦の新年になりました。

テトの時にはベトナム人スタッフにăn tết vui vẻ 「楽しいテトを過ごしてください。」と言われることが多いです。

Ăn=食べる というベトナム語ですが、お正月を過ごすはăn tềtという言い方をします。

それ以外にもお昼時に会う人には挨拶にăn cơm chưa?「ごはん食べた?」と言われることが多いのではないでしょうか。この国の人にとって、Ăn=食べる は大切なワードになっています。

今回は、ベトナムの食について書いてみようと思います。

 

先ず、出産時にベトナムの家族が産後のお母さんによいので食べなさいと持ってきてくれたものがありました。

  1. 蒸したバナナ(chuối luộc)種類はchuối xiêm
  2. パパイヤのスープ(canh đu đủ)

次に、熱が高かった時には、「このチェーを食べるといいよ」と植物が原料の黒い仙草ゼリー(sương sáo)の入ったチェーを食べたところ、汗がどっと出て体が涼しくなった事がありました。

その他にも、暑い日は青汁(Rau má )を飲んだり、夕飯のスープが冬瓜スープ(canh Bầu sáp)を食べたり、気候の変化に合わせた野菜が食卓に出てきます。

蚊に刺されないように、香草を沢山食べるという文化もあります。

ベトナム人の家族に聞いたところ、フォーについてくる野菜、バジル(húng quế)、ノコギリの様にギザギザのノコギリコリアンダー(ngò gai)やスペヤミント(húng lủi)を食べると蚊よけになるそうです。

まだまだ食にまつわる話は沢山あります。

ベトナムの人と話す機会がありましたら是非聞いてみてください。