<医療コラム> 母子手帳のお話
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***** 母子手帳のお話 *****
高橋 結 看護師
こんにちは。
皆さん、自分の母子健康手帳(以下、母子手帳)を持っていますか?
私の母は大切に保管してくれていました。 自分の産まれる前、産まれた後の経過が 事細かく母親目線で書かれてます。 コレを見ると、心が温まります。
母子手帳の歴史はとても長いです。 昭和17年(1942年)、妊婦さんの健康管理、保健指導を行う事を目的で妊婦手帳が発行されたの が始まりです。
その有用性は海外でも評価されており、現在では海外の多くの国でも母子手帳が作られていま す。
ですので、母子手帳と言うと、赤ちゃんの成長記録と言うイメージがありますが、実は、妊娠して から出産までのお母さんに関するページもあり、そこには体調管理や食事指導、気をつける事な どアドバイスが沢山載っていますので参考にしてみてください。
そして、産まれた赤ちゃんの経過を記録できるのも、母子手帳の素晴らしいところです。
現在の母子手帳には、予防接種スケジュール例や体重身長曲線、育児にまつわるアドバイスな どが書かれています。云わば『手引きノート』的な存在です。
日本では、育児をしていく中で、どうしたら良いのだろう?と思った時は、市町村の窓口に問い合 わせると、保健師が相談にのってくれますが、海外となると、なかなか難しいです。そんな時は、 一度母子手帳を見てみるのも良いと思います。
また、私も一緒に考えますので、悩んだ時は連絡してください。